打合わせと新たな乙号証

3月28日 打合わせ
この日着手金(その中に先に払った相談料1万円も含めるというので、残りの4万円)を支払い、正式に受任という形になりました。
打ち合わせといっても、今まで自分で行ってきた準備や裁判内容の具体的説明です。準備書面、答弁書にお互い目を通しながら、内容に不備なところがないか、相手側の書面に矛盾点などないかを探して行く作業。幸い私の書面に関しては、ほぼ完璧で「裁判所も目を通しやすかったのではないでしょうか」 とのお言葉をいただきました。一方被告の書面に関しては「無駄な文章が多く、無茶苦茶ですね」とは言いつつも、「素人さんが書面を作ると本来はこんなもんだ」と。それから、書証の照らし合わせ。私側の提出書面と、相手側の提出書面での相違点を一日ごとに比較・・・気の遠くなる作業です。これは途中までで残りは弁護士さんが行うことになりました。その代わり、以前録音しておいた会社との会話記録を書面に起こして欲しいと頼まれました。

4月15日 乙15号証が送られて来る。
裁判所から法律事務所を通して私のもとへFAXで送られてきました。
今回提出してきた書面は、勤務時間記録と給与に関するものを日ごとに一覧表にしたものなのだが、今まで提出、主張してきた内容と大きく違う部分が沢山。
テキスト化は大変なので、画像として掲載します。
この書証のみ弁護士さんから原本を受け取り忘れているので、送られてきたFAX書面をスキャンしており、見にくいです。1月分〔→■別窓に■〕、2月分〔→■別窓に■〕、3月分〔→■別窓に■〕、4月分〔→■別窓に■〕、5月分〔→■別窓に■〕、
以下、この書証と先に提出してきた書面や、今までの主張との相違点を箇条書きに。

先に提出してきた乙5号証・乙6号証の平均時間が一緒に記入されていることから、これはその書証よりも後に作成されたものと考えられる。今回の提出に当たって、パソコンデータに書き加えてプリントアウトしたものだと主張するなら、今度は甲4号証〔給与明細〕の内容と一致しない部分が出てくる。よってこれは自分が就業時に記入されたものとは考え難く、当方の請求する正規の賃金台帳とは考えられない。

今回提出してきた書面の作成基準となった何かがある様な気がする。確認を取り、次回提出を促すつもり。恐らく実際の給与算出のベースとなったものと、今回提出してきたもののベースは別なものではないかと思う。内容があまりにも違いすぎる。
どうせ嘘をつくのなら、先に出した書面と見比べて、一貫性を持たせるべきなんでしょうけど。こいつはほんまのアホだね。尋問で何と答えるかが楽しみ。
弁護士さんは「おもしろい」と言ってました。

また、各提出書証ごとに1月の出勤日数が毎回違う。
乙3号証・乙14号証・乙15号証では 16日
答弁書・監督署申告では 18日
給与明細・雇用保険申告では 19日【この日数が正しい】
→ 現時点で、甲4号証、乙3号証と乙14号証、乙15号証は、各々別の資料により作成された可能性が高いと考えるのが妥当。乙14号証は乙3号証を、乙3号証は乙2号証を基に作成したと考える事が出来るが、乙15号証は何を基にしているだろうか。仮に乙3号証だとすれば、日数は同じだがその他の点であまりにも内容が違いすぎる。嘘をつくに当たってそのうち多少の矛盾は出てくるだろうが、ここまで違う内容になるだろうか。だとすれば違う資料によるものと考えるのが妥当(勝手な推測。単なるマヌケかも)。また、就業時の給与は何を元に算出していたのだろうか。

4月16日 打合わせ
次回期日が迫っていたので、送られてきた乙15号証の中身を急いで確認。
弁護士さん側と自分側で、あらかじめ上記内容の様に箇条書きにしていたものの確認、次回被告側証人尋問に備える。

inserted by FC2 system