被告側証人尋問

5月17日
出廷3回目。
裁判官は新しい方に変わっていました。
本日は被告側証人尋問が予定されている日です。被告が証人として申請していたのは、被告の妻であり専務の荒川真紀。そしてもう一人の印刷オペレーター仁志。しかし仁志は仕事が忙しく、出席できないということで次回に。よって今回証言台に立ったのは専務。

結論から書くと、今回の証言では残業が無かった事の立証は不可能。
・給与に影響する管理は専務が行っている。
・だが、私(専務)は16時位に会社を出るから、17時以降の姿を見ることは無い。
・会社を出る時に仕事の進行状況を見て、終わりそうか終わりそうに無いか判断している。
・17時以降の管理は完全ではない。
・ミーティングは就労時間外。出なくても違法(遅刻)ではない。
実質しっかりとした時間管理を行っていない事を立証してくれました。

残業の出ないような量の仕事を与えている。だからしているわけがない。
という証言に対し、「機械を使えないのに、どうしてどれ位時間がかかるのかが分るのだ?」という質問に、
「長年の勘」・・・えっ?

尋問中[ 乙第7号証:ロイヤルホスト領収書 ]に付いての質問をしました。
行ったのは確実なのか。行く事になった経緯。その人数や時間。寄り道の有無等。
その答えは被告の主張している内容に沿ったもの。
・17:30頃から5人で寄り道はしていない。
・そんなに遠くは無いから19:00頃には到着していた。
疑うなら行った人から証言を取れば良いとまで言い始めた。
そこで、それらの証言を取った後に書証提出を申請しました。提出したのがロイヤルホストの件に書いてあるものです。
[甲第9号証:FAX送信書と身分証明書]弁護士さんが問い合わせた際に送付した書面
[甲第10号証:伝票]ロイヤルホスト側から返信された清算伝票と注文伝票

[ 乙第7号証:ロイヤルホスト領収書 ]と伝票番号が一致するので被告のもので間違いない。そこで証人の証言内容との相違点を指摘する。証人は自分達のもので間違い無いと思う、とは言うものの、5人で行ったはずを繰り返す。時間は17:30頃から22:30までいた記憶があると言う。あまりにも堂々としすぎて、ロイヤルホスト側の記録(機械の時計や人数入力)に何か間違いがあったのではと思い始めてしまうくらい。
この件に関しては、実際に従業員と行ったのかどうか不明である。ただ、こちら側の主張する退社時間に間違いは無い。

なんだかんだで尋問は一時間半。時間の都合もあり、全部の尋問を行うことは出来ませんでした。

こちら側に弁護士が付いた事にびびったのか、よく意味の解らない事が多いとか言って、被告も専門家に相談すると言い出した。そして次回期日を決めるにあたり、被告は「忙しいから」とか「相談しないといけない」と言って必死に先へ延ばそうとする。しかし裁判官はそれを認めなかった。結局はコチラが譲る形となり、次回の期日は2ヶ月ブランクの7月20日。そのかわり、被告側はしっかりと準備をしてくるようにと、裁判官から念を押されていた。
後から弁護士さんと話をしたのだが「このほうが心象も良くなるし、利息が多く取れるからおいしい」(早く片付けたいんだけどな・・・(笑)
本当に被告へ弁護士が付けば、もっとスムーズに事は運ぶだろう。それ以前に、嘘で塗り固められている被告の状態で、受任してくれる弁護士なんているのだろうか。

結局次回期日を決めて裁判所を出たのが17時30分頃です。 始まったのが15時05分でしたから、 2時間半近くもかかったわけです。
尋問内容は書記官の方が記録としてテープにも同時録音するのですが、今後の為にと後日コピーしてもらい、持ち帰りました(申請すればコピーしてもらえます)。mp3ファイルに変換してアップしたい気分です。

inserted by FC2 system